「ムドラ(印)=手の形」

手の形や位置をムドラ(印)といいます。
ムドラはエネルギ-の流れを止めたり、脳に反射させたりする働きがあります。
指を曲げたり、クロスしたり、伸ばしたり、触れたりすることで心身に働きかけます。それぞれの指が心身の各部位に対応していると考えられています。
クンダリーニ・ヨガで使われるムドラを紹介します。

●ムドラ(印)の種類いろいろ●

☆ギオン ムドラ(GYAN MUDRA)
親指と人差し指の先を付けます。知識と能力を鼓舞します。
また、感受性と落ち着いた心を授けてくれるものです。
親指は自我・自分のアイデンティを表し、人差し指は木星(JUPITER)・知恵を象徴します。

☆実際的ギオン ムドラ(ACTIVE GYAN MUDRA)
親指の第1関節のところで人差し指の第1関節を曲げます。
実際的な知識を授けてくれるものです。

☆シュニ ムドラ(SHUNI MUDRA)
中指の先と親指を付けます。
忍耐力や眼識を与えてくれるものです。
中指は土星(SATURN)・感情を象徴します。

☆スリヤ ムドラ、ラビ ムドラ(SURYA or RAVI MUDRA)
薬指と親指を付けます。
エネルギ-と健康、直観力を与えてくれるものです。
薬指は天王星(URANUS)・太陽・肉体的バイタリティを象徴します。

☆ブディ ムドラ(BUDDHI MUDRA)
小指と親指を付けます。
くっきりとした、直観力に満ちた人間関係をもてるようになります。
小指は水星(MURCURY)・コミュニケーション能力を象徴します。

☆ビ-ナス ロック(VENUS LOCK)
男性は右手の親指を、女性は左手の親指を上にして、指を交互に組みます。
内分泌の働きを助けるとともに集中することを助けます。

☆祈りのムドラ(PRAYER MUDRA)
祈りや献身の時に使われます。
陰、陽のバランスをとり、中立状態をつくります。

☆熊手握り(BEAR GRIP)
左の手のひらを外に向けて、親指を下に向けます。
右手は反対で手のひらが内側で親指が上です。
4本指を曲げて引っ掛けます。心臓を刺激して、集中力を高めます。

☆ブッダ ムドラ(BUDDHA MUDRA)
男性は左の手に右手を、女性は右手の上に左手を乗せます。
手のひらは上に向けて、親指の先を付けます。
受け入れのポ-ズです。